介護職の求人は、介護未経験者であっても応募する事が可能で、全く違ったジャンルの仕事をしている場合でもチャレンジが出来る。介護現場では、ヘルパーとして働くが、老人ホームやデイサービスでは様々な利用者がいるので、一人ひとりに合ったきめの細かい介助をする必要がある。なお、介助サービスは生活介助と身体介助に分かれていて、利用者の要介護度によってサポートのレベルが異なっている。生活介助は、利用者の居室清掃、洗濯、調理などのサービスがあり、利用者の体に触れる事が無い非接触型である。訪問介護やスタッフが少ない介護事業所のホームヘルパーは、調理業務や買い物などを実施する事もある。
身体介助は、入浴、食事、排泄、着替えといったサービスの事を指す。要介護度が4や5の利用者は、自分自身でトイレや食事などをするのが難しくなってくるが、トイレをする際はヘルパーがトイレの誘導とポータブルトイレの利用を促す。運動をする機会が減ると便秘になるので、数日にわたって便が出ていない時は浣腸をする事もある。食事は、介護用のスプーンや滑りにくい皿を使って介助を行うのが一般的であり、人によって食べるスピードが異なってくる事に注意しながら料理を口に運ぶ事が大切だ。ちなみに、食事スピードを急がせてしまうと、飲み込む力が弱い利用者は嚥下事故になる可能性もあるので、ヘルパーはコミュニケーションを常に取りながら介助を行う必要がある。
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